ワクチンの優先接種問題で見えてきたもの

新型コロナワクチンの高齢者への優先接種が全国的に始まりました。
そんな中、順番の割り込みを試みている(と思われる)事例が散見されているようです。

なかなか予約を取りにくいということで、コネを活用して割り込みを試みる例や、自治体の長という立場を利用した割り込みなどが報道されています。

やましい心がなければ正当化できる

割り込み(の試み)がバレて釈明に追われている人たちを見ると、初めから堂々として優先接種を表明していればいいものを、やましい心があるから、内緒にしておかなければいけないのでしょう。

例えば、

  • 集団接種の手順の確認のため
  • ワクチン接種に伴うクラスターを避けるため
  • ワクチン接種に携わるスタッフに感染者が出てワクチン接種が滞ることを避けるため

など、優先的に接種を受ける理由はいくらでも考えられます。
もっとも、民間人の割り込みを正当化する理由は考えられません。

実際に、北九州ではワクチン接種会場のスタッフの感染が確認されました。
不特定多数の人間と接することになる、接種担当者(民間、公務員含む)の優先接種はむしろ推奨されるべきでしょう。

このような騒動を見ると、今回のコロナ禍において、いろいろと人間性があぶりだされているような気がします。
ワクチン接種の割り込みを見ると、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』が想起されます。
などと言っていますが、わたくし自身もワクチン接種が可能になれば速やかに接種をしたいと考えています。

国民性が出る

接種が開始されるや予約が殺到している日本に対して、例えばアメリカでは真逆の動きが起こっているのは興味深いと思います。

アメリカでは、ワクチンを接種した人に野球の無料チケットを配布したり、昼食無料サービスを提供したり、果てはワクチン接種者はマスクを外していいという許可が出たりしています。

これはつまり、インセンティブを与えることによって、ワクチン接種を促そうということであって、日本とは反対です。
日本では、落ち着いてほしいと言っているのに、予約に殺到して、電話回線がパンクした、などの混乱が報じられています。

マスクに関しても、買い占めに走った結果、政府が無料マスクを配布することになった日本に対し、アメリカではマスク着用を法律で義務化しています。
両者を表にすると次のようなものになるでしょうか。

日本マスクさせろ
ワクチン打たせろ
アメリカマスクつけさせるな
ワクチン打たせるな

非常事態にこんなことを考えるのは不謹慎かもしれませんが、国民性の違いが分かる事例だと思います。

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