エンディングノートの作成(参照:エンディングノートは終活の第一歩)は、だれにとっても有意義なことですが、とりわけ、家族と離れて暮らしている人にとってはその必要性が大きいと言えるでしょう。
家族と一緒に暮らしている、あるいは近隣に家族がいる人は、日ごろからコミュニケーションをとることができます。
しかし、離れて暮らしていると、どうしても日常的なコミュケーションの頻度は減ってしまいます。
直接伝えられなくてもエンディングノートなら伝えられる
遠く離れて暮らしていれば、年に数回顔を合わせるといっても、近況の報告など軽いテーマの話をすることが普通で、自分の死後という重いテーマを話し合う人は少ないでしょう。
しかし、いざというときでは手遅れになってしまうため、元気なうちにきちんと用意しておく必要があります。
直接伝えることができないからこそ、エンディングノートを作成することで、間接的に自分の意思(遺志)を家族に伝えられます。
作成したら家族に知らせる
エンディングノートを作成したら、家族には保管場所を伝えておきましょう。
大事なものの保管場所というと思いつくのは金庫ですが、あとから家族が取り出せなくなっては困るので、できるだけ金庫以外の場所に保管するようにしましょう。
あるいは、エンディングノート自体は金庫に保管してもいいのですが、金庫に保管した場合はエンディングノートの保管場所を記載したメモを家族の目につく場所に保管するようにします。
エンディングノートに記載する内容
エンディングノートの内容は、家族へのメッセージと財産関係のリストの二つに大きく分けることができます。
家族へのメッセージに関しては、金庫に保管するなど内容を確認するまで少々時間がかかっても問題ありません。
財産関係のリストに関しては、すみやかに家族の目に触れる場所に保管していないと、家族が借金の存在に気づかなかったり、公共料金以外の料金の支払い(注)が継続したりすることにもなりかねません。
大事なものほど厳重に保管したくなりますが、エンディングノートに関しては、大事なものほど家族の目につきやすい場所に保管するようにしましょう。
エンディングノートを人目に付きやすい場所に保管することに抵抗がある人(ないし、財産関係のことを記載した場合)は、人目に付きやすい場所には保管場所を記したメモを残して、実際のエンディングノートは人目に付きにくい場所に保管するのでも構いません。
(注)月額サービスなどは遺族が手続きをしないと、料金の請求・支払いが継続します。
いざというときのために備えておく
コロナ禍においては、これまでは年に数回は顔を合わせていた家族とも、顔を合わせる機会がなくなってしまいました。
今後も、移動や外出が制限されるような事態が起こらないとも限りません。
そういうときこそ、もしものときのために、いまのうちからエンディングノートを作成しましょう。
エンディングノートは法的な書類ではありませんから、形式にこだわることなく自由な内容で作成することができます。
遺言書(参照:遺言書には3つの種類)を作成するほどではなくても「家族に迷惑をかけたくない」「伝えたいメッセージがある」そういう方にはエンディングノートを作成してほしいと思います。
終活に関するご相談は
これからエンディングノートの作成を始めようと考えている、あるいは実際にエンディングノートの作成を始めたけれどもどのように作成したらいいのか迷ったときは荒江行政書士事務所にご相談ください。
お客さまの事情に応じたアドバイスをいたします。
思い残すことのない終活を実現するために、お気軽に連絡してください。

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