家系図を作成するために必要なことは、家系を調査することです。
先祖代々の一族の歴史について、家族や親戚に話を聞くのもよいですが、状況によってはすでに話を聞ける相手がいない場合もあるでしょう。
家系を調査する最も簡単な方法は戸籍をたどる方法です。
ご自身の戸籍から始め、両親、祖父母、曽祖父母・・・と順にさかのぼっていくことで、ご自身の家系を調べられます。
戸籍を集める
家系を調べるための方法として、戸籍を集める方法があります。
ご自身の戸籍をスタート地点にして、親から祖父母、そして曽祖父母・・・と戸籍を集めていきます。
ほとんどの方が、何らかの理由でご自身の戸籍を取得した経験があるでしょう。
家系を調べる際の戸籍収集も、基本的な方法はご自身の戸籍取得とほとんど変わりません。
戸籍は、本籍地を管轄する市役所や町役場で取得できます。
もし本籍地が遠方にある場合も窓口に行けば取得することが可能です(参照:法務省「戸籍法の一部を改正する法律について(令和6年3月1日施行)」)。
現在の戸籍は明治維新以降に整備されたものであるため、戸籍をたどれば明治時代のご先祖まではたどることができます。
しかし、明治以前(江戸時代以前)となると、戸籍をたどる方法では調べられません。
明治維新より前の時代を調べるには、ある種の専門的な知識と技能が必要となります。
お墓巡り
家系の調査では現地調査も有効です。
戸籍で判明したご先祖(明治時代)が暮らしていた地域の郷土誌を調べます。
もし「宗門人別改帳」が見つかれば、江戸時代のご先祖を調べられる可能性もあります。
現地調査を行う場合、家系調査にはかなりの時間と費用がかかります。
現地調査の方法としては、古くからある墓地に直接出向き、一つ一つ墓石を確認する方法もあります。
戸籍で明治時代のご先祖まで調べてから、ご先祖が暮らしていた地域のお墓を調べます。
実際に墓地に出向いて、その情報と一致する名前や生没年が刻まれた墓石が見つかれば、そのお墓がご先祖のお墓であると判断できるでしょう。
さらにその墓石を詳しく観察すると、戸籍には載っていない人物の名前や生没年が刻まれていることもあります。
お寺に頼んでみる
徳川幕府が行った「檀家制度(寺請制度)」により、江戸時代の住民の記録がお寺に残っている可能性があります。
ただし、個人情報保護のため、ほとんどのお寺では檀家の記録の開示は行っていませんし、開示を強要することもできません。
現在も檀家としてお寺との付き合いが続いているのであれば、住職に直接頼むことで、ご自身の家に関する情報を見せてもらえるかもしれません。
もし内容を確認できれば、江戸時代のご先祖まで調べることが可能となります。
実家の蔵・納屋を調べる
ご実家に蔵や納屋が残っている場合、その奥深くに過去の先祖の記録が残されている可能性があります。
古文書が保存されていれば、その内容を確認してみましょう。
特に「過去帳」が見つかれば、先祖の調査が大きく進みます。
そこには名前や生没年などの詳細な情報が記載されている可能性があります。
まずは戸籍の調査から
戸籍をたどる方法が最も簡単な方法になります。
ご自身の家系について調べたことがない方でも、家族の歴史を明治までさかのぼることが可能です。
「家系図は自分で作りたいけれど、戸籍の集め方が分からない」といった戸籍収集のご相談を承っておりますので、お気軽にご相談ください。

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