野芥縁切地蔵尊

以前から気になっていた野芥縁切地蔵尊に参詣してきました。
こちらのお地蔵さまは、男女の縁切りに霊験あらたかということで有名なお地蔵様です。

参詣したのは、男女の悪縁に悩まされているからではなく、病いとの縁切りをお祈りしたいとの気持ちからでした。
病いというのはもちろん新型コロナのことです。
加えて、敷地内をウロチョロと騒がせたことのお詫びも致しました。

ロケーション

野芥縁切地蔵尊は、福岡市の野芥にあります。
荒江四角から飯倉方面へ南にまっすぐ行った、バス通りのすぐそばにあります。
車で訪問する場合は、マックスバリュかミスターマックスを目安に向かうといいでしょう。
参拝に必要なお花やろうそく、お線香などを忘れた人は、そちらでそろえることができるでしょう。
敷地内にも駐車スペースはありますが1台分ですので、バスを利用したほうがいいかもしれません。

野芥地蔵尊

入口にある案内板に、野芥地蔵尊の由来について書かれています。
1,000年以上もの間お祀りされてきたことが分かります。

婚約者を亡くした(と思った)女性が自ら命を絶ったという、とても悲しい出来事があったようです。
不敬を承知で申しますが、結ばれないことを悲観して果てた女性の供養のために祀られたお地蔵様なのですから、縁結びのお地蔵さまとなるのが道理のような気がします。
それがどうして真逆の縁切りとなったのかには興味を惹かれます(参照:野芥時縁切地蔵尊の由来について)。

お地蔵様

お地蔵さまは階段を2mほど登った先にあります。
やや狭い階段ですので、足腰が弱い人は付き添いの方が必要かもしれません。
なお、お堂側の階段には手すりが付いています。
案内板や駐車場からは反対側の位置関係になりますが、足腰の弱い方はそちらのご利用をお勧めします。
下の写真のお堂の左下に白い手すりが写っています。

階段を上るとわりと広めのスペースが広がっています。
一目で分かるようにとてもきれいに手入れがされています。
地域の方に愛されているお地蔵様だということがよく分かります。

お堂の向かって左には手水舎があります(注)。
手水もとてもきれいな状態です。
ただし、今回の参詣ではコロナ禍ということもあって、手水は致しませんでした。

手水の読み方は「てみず」、「ちょうず」のどちらでも構いません。ただし「舎」は「や」と読みます。したがって「手水舎」は「てみずや」「ちょうずや」と読みます。なお、寺社によっては「しゃ」と読むこともあるようです。読み方を気にしてもしようがないようです。

お地蔵様

御本尊のお地蔵さまは、お姿が判然としない状態になっています。
もともとそのようなお姿なのか、1000年のときを経て少しずつ変わっていったのでしょう。

お堂の壁にはたくさんの封筒が貼り付けられています。
封筒に願い事を書いた手紙を入れて壁に貼り付けるのが作法のようです。
お堂には貼り付け用の押しピンが用意されています。

開放された本堂ですが、お堂の壁に貼り付けられているお手紙はどれも風雨にさらされた様子がなく新しいもののようで、おそらく定期的にお焚き上げがなされているのでしょう。
なお、絵馬も用意されており、そちらは近所の自転車店で取り扱っているようです。

絵馬のサンプルもありましたが、モダンな絵が描かれています。

ろうそくとお線香

お堂の中にはろうそくとお線香が用意されています。
火だけ用意できれば手ぶらで参詣しても大丈夫なようにという配慮がうれしいところです。
案内板に火災で焼失したのちに再建した経緯が書かれてあるとおり、参詣の折は、火の始末にはくれぐれも気を付けてください。

お供え物

本堂の向かって右側にも小さなお堂があり、数体のお地蔵様が祀られています。
本堂にはお花以外のお供え物をお供えすることはできないようで、小さなお堂のほうにお供え物がおそなえられていました。

なお、おそらくカップのお酒と思われるお供え物があり、封が開けられていました。
カップの中にはたくさんの羽根虫の姿がありました。
正式な作法としてどうなのかは分かりませんが、お供え物をするときは封を開けるのはやめた方がよいと思います。
お地蔵様の御前で殺生をすることになるのは控えたほうがよろしいかと。

ご利益

御利益のほどは分かりませんが、案内板の下に軍手が一つ落ちていました。
少なくとも、軍手との縁切りが成就した人がいるようです。

敷地内を隅々まで拝見させていただいたのち、ほかの参拝者の迷惑にならないように、すみやかに立ち去りました。

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