もしものときのために救急医療情報キットを用意しておく

少子化や都市化の影響でしょう、一人暮らしの世帯も増えてきました。
一人暮らしのほうが気楽でいい、一人でも不自由はない、などと日ごろは思っていても、もしものときには一人では困ったことになるケースもあります。

「もしものとき」というのは、一人暮らしをしている人が急に体の具合が悪くなって、病院に運び込まれてしまうようなときのことを言います。
そのようなときのために、「救急医療情報キット」を用意しておきましょう。

一人暮らしの「おひとりさま」の場合、日常的に体調を把握している人が身近にいませんから、体調などの情報を記入したメモが必要になるのです。
救急医療情報キットには、緊急時の連絡先を書く欄もありますから、もしものときに離れて暮らす家族に知らせてもらえます。

自分が亡くなったときのために用意すべきものとしては、遺言書(遺言、参照:遺言書には3つの種類)やエンディングノート(参照:エンディングノートは終活の第一歩)があります。
救急医療情報キットは、その一歩手前の段階に備えるためのものと言えます。

救急医療情報キットを用意しておく

救急医療情報キットというのは、かかりつけの病院、持病、飲んでいる薬、お薬手帳の写し、健康保険証の写し、診察券の写しなどの情報をひとつにまとめておくものです(本人の写真も一緒に保管するといいようです)。
「キット」という名前がついていますが、特別な道具ではなく、「メモ」のようなものです。
かかりつけの病院や薬の情報などを記入したメモ(書面)を保管容器に入れて、冷蔵庫に収納しておきます。

自治体で配布されている

救急医療情報キットは、自治体によっては窓口でキット一式が配布されています。
お近くの役所で入手できる人は、直接窓口に行って入手するといいでしょう。

もし、お住いの地域では救急医療情報キットの配布が行われていなかったり、役所が遠かったりして入手できない場合は、インターネットで記入用の用紙が入手できるようになっています。

福岡市の場合、社会福祉協議会が、「安心情報キット」という名称で配布しています。

自分で作る

救急医療情報キットは、キットそのものではなく、書かれてある情報のほうが重要なので、配布されているキットが入手できなくても心配いりません。
自分で用意すればいいのです。

その場合は、お住いの自治体のホームページで配布されている記入用のデータを利用します。
もしくは、下記の項目を一覧にしたメモを用意しておくだけでも構いません。

  • かかりつけの病院
  • 持病
  • 飲んでいる薬
  • お薬手帳の写し
  • 健康保険証の写し
  • かかりつけの病院の診察券の写し
  • 本人の写真

出来上がったメモは冷蔵庫に貼り付けておきます。

記入したら冷蔵庫に保管する

救急医療情報キットに必要事項を記入したら、所定の容器に入れて冷蔵庫に保管します。
配布されているキットには、冷蔵庫のドアに貼り付ける「マグネット」「シール」があるので、ドアに貼り付けておきます。
そして、玄関の内側にもシールを貼っておきます。
玄関の内側にシールを貼っておけば、緊急時に救急隊員の目に触れることになり、救急医療情報キットが用意されていることが分かります。

ちなみに、保管場所が冷蔵庫とされている理由は、どこの家庭にも冷蔵庫はあり、冷蔵庫の場所はキッチンと決まっているからということです。
もっとも重要な理由は、だれでも冷蔵庫だったら見れば分かるということのような気もします。
例えば箪笥の引き出しということになると、箪笥が複数あるとどの箪笥か分からない問題が生じます。

体の状況に変化があったら内容を書き換える

救急医療情報キットは、「一度作成してそれきり」というのではなく、自分の体の状況に変化があったり、かかりつけの病院が変わったりしたときなど、折を見て内容を書き換えましょう
とくに、服用している薬の種類が変わったなど、重要な変化に注意します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました